087 ペアーハンズ HOナロー 三井鉱山神岡鉄道 ブレーキ車 フ  キットの組立

浜松町で買ってきたペアーハンズの神岡鉄道のブレーキ車のキット。
中身を見たら車輪は勿論、デカールも入って\1785-と、金属車体のキットにしては手頃な値段なのですが、妻板が何故かホワイトメタル製です。しかも、バラバラの板を組み立てる仕様で、とても組みにくそうです。

組みにくいキットを罪庫にしておくと、永遠に組みそうもないので、手を付けました。
組み始めたら、見た目よりも組みにくいキットでした。(^^;;)
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1.扉のレール部が上手く曲げられない
荷室扉側の側板(戸レール板)ですが、扉を開閉可能にすることも可能で、穴が開いています。
上下をコの字に折り曲げて扉のレールにしますが、折り曲げ部のエッチングの溝が浅く、曲げようとすると黄色の矢印の部分から曲がってしまって、上手く曲げられません。
何とかコの字にしたら、穴の部分は歪んでしまいました。戸レールとして被さる部分も波打ってしまったので、コの字にするのは諦めて、万力に挟んでL字に曲げた後、レールの部分は切り取ってしまいました。レールは帯材を半田付けしました。
今後組む人は、エッチングの溝をヤスリかカッターで深くしてから曲げることをお勧めします。

ちなみに、扉を開いた状態にすると、床板との半田付け代(赤の矢印の部分)が見えてしまいます。

2. 側板がバラバラになってしまう。
側板は3つ折りで重ねてありますが、一旦開いて半田メッキして、再度重ねて半田付けしようとすると、折り曲げ部が切れてバラバラに成っていましいます。
畳んだ状態で半田付けしようとすると、木目板のスジ彫りが埋まってしまうので、板のままで、予め重ねてない方が嬉しいです。

3.ホワイトメタルのノリシロが端面しか無い
ホワイトメタルの前後妻板は、側板に挟まって、下が床板の縁に当たるだけで、ノリシロが有りません。
最近の接着剤は強力なので、これでもOKかも知れませんが、窓の部分を抜いて真鍮板を半田付けして、妻板を裏面で合わせて接着するようにしました。(と書くと簡単そうですが、結構な手間でした)

妻板もエッチング板だったら半田付けできたのですが・・・何でホワイトメタル製なのでしょうね??
扉の上に謎の穴が開いていて、何かの流用なのでしょうか??

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4.側板と妻板の木目のスジ位置が合わない
屋根と側板と妻板を合わせると、側板と妻板の木目板のスジ位置が合いません。
側板と妻板の木目板のスジ位置を合わせると、屋根と側板に隙間が出来てしまいます。
気にせずにズレた状態で組んでしまえば良いのでしょうが、気になったので側板の上に0.7mm角の角線を半田付けして隙間を埋めました。

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下回りはまだ組んでいませんが、果たして上手く組めるか?
屋根も乗せただけで、まだ付けていません。

以上、難点ばかりのキットですが、左右で形状が違っていて、しかも妻板には扉が付いているというユニークな形は魅力的です。