085 小型軽量2回路パワーパック

以前か作ろうと思っていた2回路のパワーパックを作りました。

回路自体は以前製作した電池電源と同じです。

ケースは使い回しで、左側のターミナルは元から付いていました。
当初、ターミナルは外して塞ぐ予定でしたが、KATOのパワーパックの代替とするにはポイント用の電源が必要なことに気が付き、電源スルーの回路として残しました。
電源アダプターは市販の12V1.5Aです。KATOのパワーパックが12V0.7A(可変)+12V0.1A(固定)と書いてあるので、2回路で1.5Aあれば足りるハズです。
電源アダプターは100~240Vのユニバーサル仕様なので、海外でも使えます。
電圧制御に使用した3端子レギュレーターは最大1.1Aの物を2個です。
出力はKATOのコネクタを使いました。
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中身はごちゃごちゃ。裏蓋がアルミなので、放熱板代わりにして3端子レギュレーターをネジ止めしました。
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出力電圧は最小で0.01V(測定レンジ固定で測定)まで絞れます。ここまで絞れば起動電圧の低いモーターでも勝手に走り出すことは無いでしょう。
出力電圧は可変抵抗の(回路)の抵抗値x10μAなので、回路の内部抵抗分の出力が出ているようです。
ちなみに写真のKATOのコアレスは、無負荷では0.2~0.3Vで起動しました。
可変抵抗は1Mオームの物を使ったこともあり、最大電圧は10.5V程でした。
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ところで、ボリュームが最小でも、起動時に出力電圧が1.8V程度を示すことがあります。無負荷時に起こりうる現象のようですが、何故かKATOのコアレスモーターが付いた状態で起動しても起ります。電気に疎い私には防止方法はわかりません。
負荷を付けてボリュームを上げ下げすれば0.01Vまで落ちるようなので、たぶん実用上は問題ないと思われます。

今まで使っていたKATOの旧型のパワーパック(品番22-011)は重さが760g程度ありましたが、今回のは電源アダプターを含めて約200gとかなり軽量化が図れました。
このサイズですと、フェルト盤の間に入ります。