035 ポイント切り替え回路考 コンデンサ方式

フェルト盤にはカトーのポイントスイッチを使っていますが、もう少しコンパクトかつ安く済ませる方法は無いかと探してみました。
ポイントはトミックスで、コイルの極性を変えて磁石を動かすタイプを動かすことを想定しています。
カトーのユニットラックも同様です。

一番安いのはタッチペン方式でしょう。交流電源を使って、通電した棒で電極にタッチして、電極に繋いだダイオードで極性を変える方式。この方式なら電源を除くと、ポイント1個当たりダイオード2個で済みます。秋月なら10本250円ですから、ポイント1個当たり50円で済みます。
但し、ポイントがどちらに切り替わっているかは、ポイント自体を見ないと判りませんし、通電時間も手加減で変わってしまいます。

それで、結構昔からあるコンデンサー+スイッチの方法を試してみました。
使ったのは、罪庫の2200μFと1000μF。ブレッドボードは秋月の何かのキットのオマケでした。

テスターを使って電源の電圧とコンデンサーの両極の電圧を測りました。
電源はKATOのパワーパック。一応12V程に調整して使いましたが、何故か18Vまで上がりました。
使ったコンデンサーが18Vのだから??容量は2200μFです。
ポイントは瞬間に切り替わりますが、数秒間は数mV程度の電流が流れていました。
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放電側に切り替えた直後。電源は12V弱、コンデンサーには数mVが数秒流れていました。
スイッチを倒した方向で、ポイントの切り替わった方向を知ることが出来ます。
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2200μFあれば、HO用のユニトラックでも動きました。
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ちなみに1000μFでは途中までしか動きませんでした。
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ちなみに、Nゲージのポイントは1000μFでも一応切り替わっていました。

コンデンサ方式で行けることが判ったので、秋月で大人?買い (^^;)
スイッチは1個80円。コンデンサーは2200μFは1個50円ですが、1000μF16Vの物なら1個20円。2個並列に使えば、ポイント1個あたり120円で済みます。
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回路図は検索すると出て来るので省力します。(^^;)