ミント缶DCCコントローラーの乘工社プラケースへの組み込み

 模型市で購入したミント缶DCCコントローラーを、乘工社のキットが入っていたプラケースに組み込みました。

 ミント缶DCCコントローラーは素組み。ICやトランジスタ類は放熱クリップを使って過熱しないよう注意して半田付けした以外は、特に気をつける点はありません。
 スイッチはキット付属の物を付けない方がよかったことが後から判りました。


 ミント缶が無いので、手元にあるケースを探したところ、乘工社のキットが入っていたプラケースに何とか入りそうです。
イメージ 1

 コンパクトにまとめる為に、基板は奥まで入れて、ボリュームのツマミの出代を少なくしました。
 スイッチが出っ張って、邪魔でした。
イメージ 2

 スイッチは、手元にあったスライドスイッチに交換。
 蓋がピッタリ閉まらないので、裏面の線が余分に出ている所はニッパーで切りました。コンデンサーの頭と、出力コネクタの頂部と側面が当たるので、ケースをリューターで削りました。
 抵抗のカットした残りの配線等を使って、コンデンサーを基板の上に水平に付けて、出力コネクタは使わずに直接配線を基板につければ、ケースの加工は穴あけのみで済みます。
イメージ 3

 DIPスイッチは、長い物に交換すれば簡単ですが、持っていないので、プラモデルのランナーをてきと~にドリルレースで段付きに削って、延長しました。押し具合を確認して、出代を調整した後、ゴム系接着剤でスイッチの頭に接着しました。
 基盤は動かないように、ウレタンを切って挟みました。使ったのはKATOのブックケースの仕切りの余り部分です。
 ケースの周囲は、セロテープで止めました。
イメージ 4

 当社の標準仕様、KATOのコネクタを付けて完成。
イメージ 5

 このコントローラー、逆転スイッチが付いていなくて、ボリュームを左にいっぱい絞ると反転するようになっています。最初だけ、少し違和感がありますが、表示が変わることもあり、すぐ慣れました。
 
 数少ないDCC組み込み済みの車両で試運転。機能は、かなり削ってあるようですが、手軽に持ち運べて良い製品と思います。

 電池駆動も試しました。詳細は別途。
イメージ 6