010 鉄道模型社 SHAY-GEARED の組み立て、その2

鉄道模型社のシェイギヤードの組み立ての続きです。

軸受けは一旦バラして、1mm程度薄く削りました。
付け直して、シャフトが真っ直ぐに入るか確認。
軽く回るので、芯は出てているようです。
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裏側、シャフトは軸受けのほぼ真ん中なので、たぶん大丈夫でしょう。
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組み立ては、ベーク材と万力の面を治具代わりにして組みました。
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ボルスターと台車の合わせ面を両方ともにはんだメッキをしておいて、合わせて、フラックスを塗って、半田コテを当てて、周囲に熱が回る前に付けました。

ボルスターは、説明書では台車面より1mm高くするようなっていますが、1mmほど低い位置にしました。
車体側に2mm厚のボスを付ける予定です。

洗浄して車輪をはめて、ギアとシャフトを差して仮組。
シャフトのベベルギアを回すと、くるくる回る車輪もあれば、かみ合わせが足りてない軸もあります。
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反対側、板を台車の形にエッチングで抜いただけで、色気が無いと言うか、あまり台車らしくありません。
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シャフトの無い側の軸受けは、1.5mmの角線を2本並べて、かさ上げしました。
シャフト側よりも0.5mmほど低くなりました。1.5mmは、かさ上げしすぎかな?
t1x3mm幅で、t1の板から切り出した方が良かったかもしれません。
面倒だったので1.5mmの角線を使いました。手抜きです。
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009 鉄道模型社 SHAY-GEARED の組み立て、その1

難物との噂の鉄道模型社のシェイギヤード
以前から、入手できたらチャレンジしてみたいと思っていたのですが、スワップミート同窓会の朝、なんとなく早く眼が覚めて、早めに行ったら運よく入手できました。

果たして、完成するかな?

意外に小さい箱。
ラベルの左下にマンガの機関車、鉄道模型社のマークって、こんなマークだったかな?
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キットの中身、部品点数が多いです。棒モーターは使わない予定。
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難物と言われるゆえんは、↓この辺りでしょうか?
とにかく、ばらばら。あと、図面が入っておらず、組み立て寸法が記載されていないのも、難物になっている一因と思います。

ロストワックス製のクランクケースとシリンダーは薄いエッチング板でつないで作る設計。
クランクは、Ω形に曲げた帯材(矢印)をクランクケースに半田付けして、しかも回るように・・・って、無理でしょう。
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シリンダーを途中まで組みましたが、形もイマイチだし、アレを使おうかな・・・
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実機は青線のような形をしているようです。
赤丸の部品が中央に付くのですが、ギアに当たってつけられません。

台車の軸箱にベベル付きのシャフトが組んでありましたが、一旦バラして組み直すことにしました。
台枠は板で、軸箱、その上に付く板、エッチングの蓋、ギアのカバーと、こちらもばらばらです。
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シャフト側の軸箱は高く、反対側はエッチング板を折り曲げただけで、薄っぺら。
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さて、どうしたものか・・・

008 トーマモデルワークス ころころ動力キット

スワップミート同窓会で、トーマモデルワークスのころころ動力を買ってきたので、早速、組みました。

キットは、エッチング板1枚、ネジ、絶縁ブッシュ類
他にKATOの小型車両用動力、ボタン電池が必要です。
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9mm版(下)と6.5mm版(上)の2種あったので、両方組みました。
9mm版はホイールベースが12mm、6.5mm版は16mm。自分には逆の方が良かったかな?
組み立ては例によってはんだ付けしましたが、折り曲げてネジ止めだけでも大丈夫なようです。
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9mm版(上)はKATOのモーターを使いました。ウオームは軸を抜いて、モーターにロックタイトでつけました。配線は、キットはカプラースプリングで引っ掛けるようになっていますが、被覆線をはんだ付けしました。
6.5mm版(下)は車輪はKATOのですが、モーターは罪庫していた同サイズのものを使いました。
定格6Vと思われます。モーターが斜めに付いているのは、取り付けネジが斜めの位置にあるからです。取り付け穴のピッチは同じでした。
ウオームはIMONミニモーター用を使いました。モジュール0.3ですが、合っているのかな?動いたからOK?
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6.5mm版(上)は電池箱側の電極も絶縁して別につけました。電池箱は、内側全面にマスキングテープを貼って絶縁しました。こうすれば、電池の極性を逆に入れて逆転させることができます。
9mm版(下)も電池箱のOFF側を絶縁して、更に床やモーター側の壁も絶縁しました。
電池箱の側面にドリルを使って、穴が開く手前で止めた後、ポンチで叩いて出っぱらせました。これで電池を逆に入れてもショートせずに使えます。
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KATOのモーターを使った9mm版はゆるゆると走ります。
6.5mm版のモーターは定格6Vのようで、倍以上速いです。
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ロクハンのR45の線路を走らせると、ホイールベースが長すぎるのか?それともバックゲージが合わないのか?ふらふらしながら走ります。
脱線はしないし、ふらふら走っても集電不良にはならないので、かえって面白いかな?
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さて、車体はどうするか・・・
なかなか面白い製品です。

007 Zahnradbahn stuttgart

久々に出張でドイツに行ってきました。行き先はStuttgartで、宿はMarienplazというところ。
U-bhanの駅を降りて、単行の市電が居るなぁ・・・と思って、翌日仕事先で聞いたら、ラックレールで走る鉄道でした。
ラックレールの鉄道があるとは聞いていましたが、きっと登山電車で、街中にあるとは思ってもいませんでした。

鉄道名は Zahnradbahn、訳すとギア鉄道・・・そのままやんw

始発のMarienplazを出発する電車。駅も含めて急勾配。
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この辺りは戦争で空爆を受けなかったとのことで、古い建物が多く残っています。

ポイントマニアには萌えwのラックレール付き線路のポイントを走る電車
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リード部のラックは幅が広くなって、途中から2本に分かれています。
軌間は1000mm
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左へ行くとMarienplaz、真っ直ぐ行ったら車庫がありました。

トング部の他に、リード部も可動になっています。
当たり前ですが、歯のピッチが合うよう設置されています。
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閑静な住宅街を、唸りを上げて登って行く車両。イメージ 4

併用軌道、専用軌道が入り混じっていました。
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路線長は2.2Kmとのこと。途中に交換駅があり、15分程度で終点に到着しました。
朝5時~20時は15分間隔、0時までは20分間隔で、深夜は運休。

ワンマンカーなので、後部に車掌はいません。
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北海道と同じ位北にあるので、冬は日が短く、仕事が終わってから行ったら真っ暗でした。

車内に掲示してあった年表。1884年開業。ということは、今年で131年?
最初は蒸気機関車が押していたようです。
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途中駅にあった136パミールの表示 
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Degerloch 停車場。この日は自転車用のフラットカーが連結してありました。
自転車を載せられるのは登りだけらしいです。
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このフラットカー、どれだけ小さい車輪なのか?気になりますが、全く見えません。

Degerlochを出発する列車。
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このあと、U-bhan, S-bhanと乗り継ぎ、空港に行って帰りの便にのりました。

運賃は同じ行き先でもルートに寄って異なり、会社を昼すぎに出て、U-bhanの駅で表示された中で一番高い4 Zone 5ユーロの切符を買って乗りましたが、料金の過不足はよくわからず。
途中、乗り換えや買い物で乗り降りしながら空港に向かいましたが、日本のように改札が無いので、途中下車しても良いのか?さっぱりわからず。
時々、検札が回っているようですが、私は1回しか検札にあったことは無いです。
3日間乗り放題で17ユーロ(市内なら12ユーロ)のチケットもあるようですが、自販機では買い方がわからず。

ちなみに、Marienplaz - Degerloch 間は2Zone分で片道2.8ユーロ。
1Zoneは2.3ユーロでしたので、1駅間を乗るには割高と思います。
空港から中央駅までは3Zoneで3.9ユーロでした。

ちなみに車庫はトラバーサーが1本で、右手前の先が本線へ行く急坂。
ラックレール付きのトラバーサー、滅多に見れない光景かと思います。
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左側のガラス張りの車庫に2線。片方に1両入っていました。
右側に4線の車庫があります。古い車両が保存されているかもしれませんが、外からでは全く見えず。
左奥のレンガ色の建物も車庫のようですが、線路は繋がっていませんでした。
独語の看板があり、構内は立ち入り禁止らしいです。


006 SeaLion工房 立山の松岡 板キットの組立 その4

シーライオン工房の立山の松岡のエッチング板の組立の続きです。

予備機を組立ました。

ボンネット上のエアクリーナーはキット付属の円板を重ねて、真鍮線を芯にしてドリルレースで仕上げました。
砂箱の蓋は、アルモデルのキットに付いていた余剰部品を使いました。
ヘッドライトはボンネット上には付いていないようなので、挽物パーツをキャブ前面につけました。
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試作板なのか?ボンネットをキャブ前面の窓の下に位置に付けると、キャブとフレームの間に隙間ができたので、てきと~に洋白材で塞ぎました。
後面の窓が実機よりも小さいですが、作り直すのも手間なので、そのままです。
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右側の上回りと下回りの合いはイマイチ。


左側は割と上回りと下回りの合いは良いです。
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下回りは1台分しか付いていないので、着せ替え人形
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さて、何色に塗るのが正解なんでしょうね?



005 アルモデル HOナロー 森林用Bタンク の組立 その1

アルモデルのHOナロー、森林用Bタンクの組立てました。

キットの内容。車体は「とて簡」仕様のエッチング板、ボイラーや煙突はホワイトメタル。動力は組立済みです。
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多少ディテールアップをして、2日ほど掛けましたが、素組なら1日で組めます。
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ディテールアップした点は、キャブの手摺、タンクの上の手摺、炭庫の背面の手摺、キャブ屋根に雨樋、ドームの上に挽物の汽笛と真鍮線の安全弁、前後に挽物のライト、砂箱に真鍮線の砂撒菅。
ステップは真鍮帯材をコの字に曲げて裏側に付けて補強しました。
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平板の石炭が付属していますが、てきと~に丸めました。
カプラーはW工芸の朝顔をネジ止め。カプラーポケットの開口部は塞いだ方が良いでしょう。
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フロントカプラーの止めネジは、足回り、車体とボイラーの固定も兼ねたタッピングスクリューですが、何度も組んだり外したりしているとガタガタになってしまうので、改造しました。
フロントデッキの嵩上板を裏打ちして厚くし、ボイラーの固定スクリューの頭が埋まるように穴を広げました。(赤矢印)
足回りの固定は、斜め後ろにM1.4のタップを立ててネジ止めにしました。(黄色矢印)
カプラーはフロントデッキにL字の真鍮板を半田付けしてネジ止めにしました。(青矢印)
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後部のカプラーは、真鍮板を4枚重ね、2穴タップを立てて、上下からネジ止めにしました。(黄緑矢印)

ボイラーがNゲージ版と共通で、少し細いのが残念ですが、1諭吉+税で可愛らしい機関車が手に入るのはありがたいです。
組立済みの動力は走りもよく、なかなか良い製品です。
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全くのフリーランスかと思っていましたが、日立等の製造でそっくりな機関車があったそうです。
ナローゲージは、よほどゲテモノにしない限り、似たような実機がありますね・・・

004 SeaLion工房 立山の松岡 板キットの組立 その3

シーライオン工房の立山の松岡のエッチング板の組立の続きです。

組み始める前に検索して実機の写真は見つからなかったのですが、改めて「立山砂防 松岡」で検索したら、写真が見つかりました。


う~む、グリルの位置が違うなぁ・・・
ということで、一旦バラして、グリルの位置を少し上にして、下側は洋白板を足して隙間を埋めました。
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屋根も形が随分違うので、両側に帯材を貼り付けて、それらしくしました。
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軸受けは塗装後に付ける予定なので、着けてありません。
少し前下がりかな?
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これで、本務機は組立完了かな?